HTB前のりんごの花が満開です!

HTB前にあるりんごの木が満開になりました。このりんごは、2011年にまちづくり会「いきいき南平岸」が精進川と望月寒川の間の白石藻岩通を「りんご坂通」と命名したときに、記念としてHTBの前に植えられたものです。

 

道新“りんご”新聞と名乗っているものの、りんごの花を見たのはこれが初めてです。真っ白に広がる五弁の花びらの先端がほのかにピンクがかっており、本当にきれいです。
このあたりでは、美園の環状通の中央分離帯にあるりんご並木が有名ですが、場所がら近づいて見るのが難しい。しかし、ここならじっくり観賞できます。
昭和30年代まで、平岸はりんごの生産地として知られ、春になると真っ白いりんごの花が一面に咲き誇りました。

りんごの花の別称を「木の花」と呼びますが、この美しい風景から、昭和28年に平岸街道から八条中学校に抜ける道ができたとき、木の花通と名付けられました(今の米里行啓通)。

 

昭和33年、この通り沿いに団地が造成されることになった時、通りの名前をとって「木の花団地」とされました。

今では、りんご農家もなくなり、木の花通は米里行啓通に変わりましたが、団地名やお店・クリニックなどに“木の花”が使われています。

 

りんごの木の下にはo_nちゃんのコンクリート製レリーフが地面に埋め込まれています。

 

HTBが中央区に移転するのが2年後の2018年。移転後、HTB跡地がどのような形で残されるのかまだ発表されていませんが、将来このo_nちゃんがかつてテレビ局があった痕跡として歴史スポットとなるのかもしれません。

 

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