道新りんご新聞の編集方針「終わったイベント情報を載せない」は正しいのか?

10月14日どうしん生活情報版さっぽろ10区2面より
10月14日どうしん生活情報版さっぽろ10区2面より

本日のどうしん生活情報版さっぽろ10区に、先日東山小学校で行われた「平岸ミュージックフェスティバル」が掲載されました(つながろう!ひろがろう!平岸ミュージックフェスティバル)。

 

署名欄を見てもらえればわかると思いますが、この記事は私が書いたものをベースに、編集部で手直ししてもらったものです。

 

道新りんご新聞は、特に紙面版では、「終わったイベント情報を載せない」ことを基本的な編集方針としています。

その理由は、以前“ミニコミ紙”がつまらない3つの理由~終わったイベント情報っている?のコラムでも書きましたが、終わったイベントの内容を報告するよりも、これから参加できるイベントを紹介したほうが、参加者も、主催者側も喜んでもらえると思ったからです。

 

しかし、皆さんがイベントに参加できるわけではありませんし、多くの人にイベントの意義を伝えるような記事も時には必要だとも考えていました。

 

ただ紙面の場合、スペースに限りがある以上、今後のイベント情報を優先し、終わったイベント情報は載せてきませんでした。

 

しかし、9月に創刊したさっぽろ10区は、毎週火曜と金曜に発行され、各区のニュースが必ず載ることになっています。さっぽろ10区のテーマは「読んで笑顔になれるニュース」です。

 

今回の「平岸ミュージックフェスティバル」は、参加者こそ多くはありませんが、障がい者と地域が共に作り上げたイベントであり、平岸以外の方にも知ってほしいと思いました。

 

さっぽろ10区は、購読者以外の方にはまだまだ知られていませんが、これまでなら本紙に載らなかったような身近なネタも取り扱ってくれています。

 

今後も道新りんご新聞では、未来のイベント情報を中心に掲載し、終わったイベントであっても伝える価値のあるものはさっぽろ10区に情報提供しようと思います(掲載の判断は編集部が決めることですが)。

 

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