劇作家・久保栄 没後60年 23、24日「林檎園日記」北翔大生ら上演 日中戦争時の平岸が舞台

札幌出身の劇作家・久保栄(1900~58年)の没後60年にちなみ、代表作「林檎園日記」が23日(土)と24日(日)の午後2時から、北翔大北方圏学術情報センター・ポルトで上演ます。

 

「林檎園日記」は日中戦争時の平岸が舞台で、リンゴ農家の没落と人間模様を丹念に描いた作品。4幕構成で本来は3時間半程度かかりますが、元の戯曲の味わいを生かしつつ2時間ほどに再構成しました。同大生や卒業生、非常勤講師らが出演します。一般前売り2800円(当日3千円)、学生千円(同1500円)。

 

このほか同施設で、久保を長年研究する桐朋学園芸術短大の井上理恵特別招聘教授の講演や、久保の原稿などを展示する回顧展も開催されます。問い合わせはいずれも村松研究室(電)011・387・3969へ。

 

講演、回顧展の概要は次の通り。

▽講演 23日(土)午後4時30分、「21世紀に生きる久保栄―『林檎園日記』の今」▽久保栄回顧展 18日(月)~24日(日)の午前9時~午後8時(最終日午後5時)