厚別ブラ歩き

道新りんご新聞のごあいさつのページに、創刊の目的を掲げています。

 

「道新りんご新聞は、平時には平岸住民の豊かな文化的生活を支え、非常時には地域の安全を守るお手伝いをしたいと思います。地域情報の発信こそ新聞販売所の使命であるという考えが、この平岸を起点として日本中に広がることを目指して邁進いたします」

 

ネットの世界で検索できない身近な地域に光を当て、地域を結びつける・・・そうした取組が道新りんご新聞創刊から1年半が経ち、少しづつ実を結び始めました。

 

以前も書きましたが、道新りんご新聞編集長(伴野卓磨)は7月から1年間研修中のため、平岸を離れております。現在は新さっぽろの道新青葉中央販売所で研修中ですが、研修にあたり個人的に取り組んでいることがあります。上記に掲げた道新りんご新聞的情報発信を他の新聞販売所にも広げていくことです。

平岸のみならず、どこの地域にも歴史があり、生活があり、様々な課題があります。また、地域に根を張ってユニークな取り組みや活動をしている個人・団体・企業がいます。

 

今回、私の研修先である道新青葉中央販売所エリアにて、札幌建築鑑賞会代表の杉浦正人さんによる「厚別ブラ歩き」を販売所発行の地域新聞にて連載していただけることになりました。杉浦さんにはこれまでも、度々歴史関係のイベントでお世話になってきました。

 

近年のまち歩きブームが始まるはるか以前の1991年に発足した札幌建築鑑賞会は、「身近な文化遺産の再発見」を掲げ、札幌軟石物件の掘り起こしやまち歩きイベントなどの文化活動を積極的に行っている市民団体です。

 

札幌の歴史に対する深い造詣、熱意、探究心・・・杉浦さんには、どれをとっても私など遥かに及ばない存在です。今回、道新りんご新聞的情報発信を厚別でも取り組みたいと相談したとき、多忙にも関わらず協力していただけることになりました。

 

地域の歴史に詳しい方は、それなりにいます。ただ、地域の歴史を歴史に興味のない方にもわかりやすく・面白く・奥深く書ける人はそうそういません。杉浦さんは、毎日更新されている札幌時空逍遥のブログを見ればわかりますが、そうした条件を備えた稀有な存在です。地域新聞の立ち上げにともなって、モデルケースとなってほしいという厚かましいお願い、ご協力いただき感謝の言葉もありません。

 

「厚別ブラ歩き」をきっかけにして、道新販売所が地域を結ぶ情報ステーションの役割を担う・・・そういった文化が広まるよう今後も頑張りたいと思います。