※12月1日北海道新聞朝刊10面より
河川や農業用水、浄水場などの水流を利用した小水力発電が道内で広がっています。太陽光などの再生可能エネルギーに比べて、安定的に発電できるのが特徴で、道内32カ所で稼働中です。
札幌市では、1984年から藻岩浄水場で発電を開始しており、一般家庭750世帯分の電力を生み出し、年間6千万円の利益をあげています。
「時間帯や天候によって発電量が左右される太陽光発電と違い、24時間安定して発電できる。水流が持つエネルギーを有効活用しない手はない」(札幌市水道局村上文章企画課長)という利点や、2012年度に始まった固定価格買い取り制度の導入で採算の見通しが立ちやすくなったこともあり、2019年度末までに、平岸配水池(豊平区)と白川浄水場(南区)でも発電開始を計画しており、今後も普及の動きが続きそうです。
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