地域情報はどこまでネットで拾えるか?検証してみました

道新りんご新聞では、12月7日まで「あなたが選ぶ10大ニュース in 平岸」を募集しています。さて、このコラムでは10大ニュースを例にインターネットでどこまで地域情報を拾えるのか検証してみたいと思います。

 

10大ニュースの候補にあげた30本の記事は、このブログの記事(200本以上)、道新りんご新聞の記事、そして北海道新聞本紙の記事から選別したものです。

 

さて、このうち何本のニュースがネット上で拾えたでしょうか?googleニュースで調べてみました。

関連キーワードを「平岸」に設定し、検索した結果、引っかかったのはわずかに3件という結果になりました(札幌市博物館活動センター平岸移転、平岸高ガールズバンド「アパルトノア」総合グランプリに輝く、ラーメンウォーカーグランプリ「men eiji」1位「麺屋彩未」殿堂入り)。しかもこのうちの2本は北海道新聞の配信記事です。

 

私の友人に古生物系のライターがいます。毎朝、SNS上で恐竜関係や地質関係のニュースを発信しています。どうやって情報を集めているのか聞いたところ教えてくれたのがgoogleニュースでした。

 

このブログも当初の予定では、googleニュースなどネット上で情報を集約して発信するつもりでしたが、すぐにそれが不可能なことに気づきました。「平岸」のニュースが配信されるのはせいぜい月に2~3件。11月に至っては、11/11「串カツ田中の日」が正式認定。1,111円で串カツ食べ放題の記念キャンペーンを実施という記事1本のみ。しかも、平岸店は対象外。記事の中に「平岸」が含まれていたから引っかかったというネットならではのお粗末さです。

 

地域ニュースを売りにしたニュースまとめサイトやアプリにも手を出しましたが、食レポや新聞記事の使いまわし、広告関係の話題ばかりで記事と呼べるものは見当たりませんでした。

 

新聞を読まない理由としてネットで十分と答える方が多い時代ですが、私たちの暮らしに関わるごく身近な情報に関してはネットで情報を集めることはできないといえます。

 

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