講演会は2回目が面白い?「りんごの歴史」講演会

2日目のカレーが美味しいと言われるように、2回目の講演会が面白いと言えるかもしれません。

 

本日は平岸地区町内会連合会女性部主催による「なぜ平岸はりんごの産地となったのか」と題した地域の歴史講演会を行ってまいりました。

 

これまで何度も講演会を行っていますが(これまでの講演実績はこちらのページから)、どの話題が受けるか?は未知数なところがあります。

自分が面白いと思っても、観衆の反応がいまいちなケースもあります。講師に立つと、観衆の反応は手に取るようにわかります。頷いてくれる人、身を乗り出して聞いてくれる人、つまらなそうに聞いている人、寝ている人・・・全部ダイレクトに伝わりますので、アンケートを見るまでもなく、講演会の出来がわかります。

 

今回の講演会は、10月に天神山文化祭で行った公開座談会をもとにしてスライドを作りました。この座談会では、弘前大学の名誉教授・齋藤健一先生と札幌建築鑑賞会代表・杉浦正人さんとともに行いましたが、私の話は若干詰め込みすぎたと反省していました。

 

今回は受けが良くなかった部分を切り捨て、面白い部分をさらに膨らませたので、わかりやすいものになったと思います。

 

「平岸の歴史を訪ねて」の連載を開始してから2年半、これまで様々な場所で講演会を行ってまいりましたが、ひとつ心がけていることがあります。講演場所に応じて身近な話題を取り上げることです。

 

例えば、今年1月に行った東山町内会50周年記念講演会では、開拓時代からの東裏地区の発展の歴史や50年前の東山町内会の様子などを紹介しています。

一口に平岸と言っても、どこでも同じ内容にするのではなく、できるだけ近所の歴史を取り上げることで、歴史を身近に感じてもらうことが狙いです。

 

本日の講演会でも、会場である平岸まちづくりセンター近くの札幌珈琲館平岸店(下本村共同選果場)や中井さんのりんご倉庫などを紹介しました。

 

おかげさまで最初の講演会から毎回のように参加していただいている常連さんからは「名人芸の域に達したね」とのお褒めのお言葉をいただきました。

 

まだまだ世の中には私などよりお話しが上手い人がたくさんいますが、上達のコツは場数を踏むことと、反省点を次に活かすことの2点しかないと思っています。

 

本日は平日の午前中というお忙しい時間帯にも関わらず、多くの方にご来場いただきました。誠にありがとうございました。