新聞も地産地消へ さっぽろ10区創刊記念対談

道新りんご新聞編集長 伴野卓磨
道新りんご新聞編集長 伴野卓磨

9月2日、「どうしん生活情報版さっぽろ10区(トーク)」が創刊します。なぜ今、地域情報が必要なのか?デザインや言葉遣いまで見直して作られたというさっぽろ10区の魅力を探りました。

 

■地産地消にこだわった“料理”ができました

伴野(道新りんご新聞編集長) 私はメディアは料理といっしょだと思ってるんです。インターネットの情報って手軽に入りますが、出どころもよくわからないジャンクフードのようなもので。

 

清水(FMアップルパーソナリティ) ええ。

 

伴野 新聞は食材の管理もしっかりしているし、栄養満点な料理みたいな。

 

清水 なるほど。

 

伴野 さっぽろ10区の場合は、食材はすべて札幌産、地産池消にこだわった“料理”であると。

 

清水 上手いこと言いますね(笑)

北海道新聞社販売局 田中秀実部長
北海道新聞社販売局 田中秀実部長

田中(北海道新聞社販売局紙面・法人営業専任部長) 道新本紙にも地方版のページはあるんですが、札幌の場合190万都市ということもあって、これまではなかなか細かいニュースが載せきれないところがあったんです。

 

清水 私たちの暮らしに最も近いところですよね。

 

伴野 日によっては自分が住んでいる区の記事が無いときもありますよね。さっぽろ10区ではすべての区の情報が・・・

 

田中 毎回載ります。

 

清水 おお~っ!

 

田中 食材も大事ですが、それをどういう風に料理するか、これも大事なんですね。どんなに良いことが書いてあっても読まれなければ意味が無い。新聞記事では「◯◯だ」というような書き方をしますが、さっぽろ10区では「です・ます」調で書きます。

 

清水 読んでみるととても自然に読めますね。温かい感じがします。

 

田中 写真をたくさん盛り込み、フルカラーとすることで明るい紙面にし、グラフィックデザイナーと協力して、従来の新聞のレイアウトにとらわれない“美味しそうな”新聞を作ります。

 

 

■遠くの親戚より近くの情報

伴野 今、インターネットでしかニュースを見ない人が増えているんですけど、実は身近な話題ほどネットには載っていないんですよね。

 

清水 あー、そうですね。

 

伴野 でも何かあったときに本当に必要なのは自分が住んでいる地域の情報だと思うんです。

 

清水 ハイ。

 

伴野 そういう意味で、FMアップルさんもそうですし、道新りんご新聞、そしてさっぽろ10区のような地域に特化したメディアは必要だと思うんです。

 

田中 仰るとおりでして、さっぽろ10区では地域の防災情報を積極的に発信していきます。創刊号は、防災特集としまして防災グッズの最新事情、そして避難所マップが折り込まれます

 

伴野 先日、台風7号が上陸して、スマートフォンなどから避難準備情報などの緊急速報が届きました。ただ、避難所がどこにあるかみんなが知っているわけではありませんよね。

 

田中 避難所マップはひと目でわかる作りになっていますし、ぜひ保存版として手元に残して欲しいですね。さらに、市内の警察署が発表する不審者情報や特殊詐欺の事例などの身近な防犯情報も毎号掲載します。みなさんの暮らしに役立つ新聞が9月2日から届きます。ぜひ手にとってご覧ください。

 

伴野 平岸地域に特化した「道新りんご新聞」、札幌の情報を網羅した「さっぽろ10区」、そして北海道から国内・世界中のニュースが読める「北海道新聞」。このすべてが読めるのは北海道新聞だけです。まだ購読されていない方は、この機会にぜひお申し込みください(7日間無料お試しキャンペーン実施中!お申し込みはこちらのページから)

 

※この対談記事は、8月18日にFMアップル(76.5MHz)「平岸情報ステーション りんご新聞より」で放送された内容をもとにしています。

 

※対談の模様は下記のYouTubeのリンクからご覧いただけます。